ゲノム編集受託サービスを提供する株式会社セツロテック(本社:徳島県徳島市、代表取締役:竹澤慎一郎、以下「セツロテック」)は、ゲノム編集技術を活用した医療や農業の発展を目指し、社会的認知を高めることを期待して、自社メディア発の書籍を出版しました。著者は自社メディアでインターンシップとして参画した柴田潤一郎氏で、セツロテックが監修して出版に至りました。
【書籍について】
「らせんを操るゲノム編集 ~食と医療の未来を導く~(セツロテックブックス)」は、自社のホームページに掲載している自社メディア(https://www.setsurotech.com/media/)に執筆された記事を再編集し、主に20~40代のビジネスパーソンにゲノム編集技術を知ってもらい、活用を検討してもらうことを目指してコンテンツを選定しました。セツロテックでは、ゲノム編集技術を農業畜産分野で新品種開発の育種を行うPAGEs事業、ならびに創薬研究をサポートする研究支援事業を展開しています。これらの事業を展開するなかで、ゲノム編集技術を自社の事業に活用してみたいというビジネスパーソンの声があるものの、なかなか企業全体での理解を得ることが難しい現状を感じています。それは、ゲノム編集技術に対して興味を抱く本人だけが理解するだけでなく、その周りの興味の薄い同僚にもゲノム編集技術を理解してもらう必要があり、ゲノム編集技術を含めた生物学全体の認知度向上が今後ますます必要になり、その結果として、ゲノム編集技術の普及にも繋がる可能性があると考えられます。これらを踏まえ、本書では高校レベルの生物学を復習しつつ、分子生物学の理解を図り、ゲノム編集技術の利活用に思いを馳せていただくことを目指した内容となっています。
【セツロテックについて】
セツロテックは、徳島大学で培った技術とノウハウを基に2017年に創業した、徳島大学発ベンチャー企業です。徳島大学の竹本龍也(代表取締役会長CTO)らは、2015 年に「ゲノム編集マウスを簡便にかつ高効率に作製できる手法」を開発しました(特許6980218号)。また、徳島大学の沢津橋俊(取締役CSO)は、培養細胞で高効率ゲノム編集を実現するVIKING法を開発しました(特許6956995号)。さらに、独自の新規ゲノム編集因子ST8(特許7113415号)を開発し、医療分野のほか、農業や畜産分野において品種改良を高速化する研究開発を進めています。セツロテックは、これらの独自技術を活用し、アカデミア・企業の研究者向けのゲノム編集受託サービスを展開するほか、ゲノム編集生物を広く産業界に提供し、ゲノム編集産業を開拓することを目指すPAGEs(Platform App(lication) using Genome Editing by Setsurotech)事業を展開しています。『徳島をゲノム編集産業発祥地に』というビジョンを掲げ、地域産業に貢献していきます。
◆セツロテックの概要
1. 商号:株式会社セツロテック
2. 代表者:代表取締役 竹澤 慎一郎
3. 所在地:徳島県徳島市蔵本町3丁目18番地の15 藤井節郎記念医科学センター
4. 設立:2017年2月22日
5. 主な事業の内容:ゲノム編集による研究支援サービスならびに新品種の事業化
6. URL:https://www.setsurotech.com/
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社セツロテック 担当:竹澤
E-mail:sales@setsurotech.com